朝から雪がちらついて、洗濯物は部屋干し。
ミシン作業部屋が洗濯物干し場になったので、今日はリフォームはお休みです。
そんなわけで今日は、はてなブログ今週のお題「本屋さん」のお話。
子供の頃に足しげく通っていた本屋さんがありました。
それは普通の本屋さんではなく、「貸」本屋さんです。
今でいうTSUTAYAのレンタルブックのようなことを、個人店でやっていました。

小さいお店にものすごい量のマンガが山積みになっていて、その奥に店主のおばちゃんが座っています。借りたいマンガをレジに持っていくと、タイトルと借りた人の名前をノートに書き込んでもらって、お金を払います。返却期限は1週間。
古いマンガだと1冊10円や20円で借りられるので、まだお小遣い少なめの小学生にはとてもありがたいお店でした。
どれを借りるか吟味する時間もとても楽しく、山と積んであるマンガの中から面白そうなマンガを背表紙だけで探すのは、宝物を発掘するような気分でした。(ほとんど横向きに積んであるので、中を抜き出して見るのが難しかったのです。)
気になるマンガを見つけると、他の山を崩さないように上からマンガをどけていって、目的のマンガを抜き出します。いまいちだなと思ったら、また山に戻します。
少女マンガも少年マンガも、恐怖マンガもたくさん読みました。
私が中学生の頃、貸本屋さんは閉店することになりました。
閉店の理由はよく覚えていないのですが、おばちゃんから「本は全部処分するから、良かったら何か買って行って」と言われました。
そこで選んだのが「北斗の拳」。
全巻まとめて持って帰るのは大変でした。
その後、大人になって何度も引っ越しましたが、昨年すべてのマンガを手放す出来事が起こるまで「北斗の拳」はずっと持っていたので、なかなか良いチョイスだったのではないかと思います。
今振り返ってみると、貸本屋のおばちゃんはいつもマンガを読んでいました。
もしおばちゃんがマンガ好きだったら。
お客さんが会計に来るとき以外はずーーーーーっとマンガを読んでいられる貸本屋は、ずっと好きなことをしていられる楽園のような場所だったのではないでしょうか。
「好き」を仕事にすることは賛否両論ありますが、「好き」がお金につながって、そのまま暮らしていけたら素敵だなあと思います。
まだまだこの先の人生は長いので、いつかそういう「好き」に出会いたいものです。